ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

サンパウロとリオに住む

 ブラジルに住んでもう7年。

長期旅行として行き来を始めたのが2003年なので、早いものでブラジルとの付き合いは13年にも及ぶ。

思えば遠くへ来たものだ。場所も時間も。

普段は仕事のためサンパウロに住みときどきリオに行き、カーニバルの半年前くらいからの週末と2か月前からは仕事をお休みにしてリオに住む。

そんな暮らしをずっと続けているので、両方の違いなどが良くわかる(当社比)。

サンパウロは日本人・日系人も多く、さらに中心街に近いところに住んでいるのもあって、都会だし近所づきあいなど全然と言っていいほど無い。

もちろん隣人やよく行くお店の人とは挨拶くらい交わすが、日本にわりと近い感覚でやっていくことも不可能ではない。

リオではやや郊外に住んでいることもあって昔ながらの近所づきあいがあり、ちょっと買い物にでるだけでも顔見知りが大勢いて、そこら中の人と挨拶を交わしながら歩く。

(知り合いのいない土地で危ない目に遭う確率を減らすために必死に愛想を振りまいた結果でもあるのだが)

住み始めたばかりの時は近所のちびっこたちに「じゃーぱーーっ!」と叫びながらよく道で追い掛け回されたものだ。

リオでは、中心街より北のほう住むに日本人はめずらしく(日本でも有名なコパカバーナは南)、日系人ですらほとんど見かけない。

外国人と話したこともないという人がたくさんいる。

スーパーのレジのお姉ちゃんに、

「ねえねえ、あなたブラジル人じゃないわよね?どこの人?いや、ただの好奇心で聞いてるだけだけど。ふ~ん、日本かあ。なんでこっちに住んでるの?…さては男ね!そうよこういうのはだいたい男がいるからに決まっているのよ!当たりでしょ!!」

などと矢継ぎ早に話しかけられたりする。

サンパウロでは仕事も日本人相手であるし、下手をすると、

今日もおはようとありがとうしかポルトガル語しゃべってねー泣

という日もしばしばなのだが、

リオではほとんど日本人の知り合いもおらず、ブラジル人に囲まれて過ごすし、

私のリオの家は最寄りに悪名高い巨大ファベーラ(貧民街)があるしごくワイルドな地域であるので、なおさら別世界のように感じることもある。

特に真夏のくらくらするような日差しのリオを発ちサンパウロに戻ってきたりすると、

どこか異次元から還ってきたような不思議な感覚に襲われることがあり、

幸福なことに日本とサンパウロとリオ、それぞれで別の生を生きているような気分を味わうことができて、ちょっと面白い。

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