ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

ブラジルのアサイーがうますぎる件

また長い間ブログ更新を怠ってしまった。

自分で勝手に上げているブログであるというのに(そんなに誰も待ってないしな)、なにぶんヒラメキ重視とうそぶいて天才ぶりたい鼻持ちならない文豪気取りなところが私にはある、と、いうご理解で、ごく少数派の皆様もここは手打ちにしていただきたい。

経過をご心配くださっている全国の私の膝ファンでいらっしゃる方には大変申し訳ないが、なんか急に思い立ったので今日はアサイーの話だ。

日本ではセレブやモデルたちが食すアサイーボウルという触れ込みのもと、ハワイ経由でどんぶらこっこと日本に渡り、2,3年前にブレイクしたご存知驚異のパワーフルーツだ。

日本ではオレンジジュースなどと混ぜて薄めてごまかした感がする流行りに乗っただけのただの甘い紫汁などもスーパーでかなり見かけたが、こちらではアサイー果実を精製しアイス状になって売られているものがポピュラーである。(ジュースとかも無いわけじゃ無いけどね。)

こ洒落た店では日本と同じようにアサイーボウルとしてイチゴやバナナをトッピングして出したり、庶民的な店でもお好みでイチゴ、練乳、チョコレートやらのぺっとり甘いエキスやら、朝食でミルクをかけて食うカリカリしたシリアル、ピーナッツやチョコレートチップなどをのせたり間に挟んだりもできるところも多い。

私の独断と偏見ではあるが、通はやはりストレートでいきたいところだ。

本当のストレートは砂糖を混ぜてないものなのだが、アマゾンで初めてアサイーのナチュラルジュースを飲んだ時に

 

これは泥、ですか?

 

という感想を持ったので、砂糖くらい混ぜたものを食させていただきたい。

 

スーパーで買えるタイプのアイス状アサイーの中で私の今お気に入りのメーカーは写真のものだ。

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見かけないメーカーではあったがいきつけのスーパーで安く売っているのを見つけたので戯れに買ってみた。

これがあらまあ、コスパも良いくせに、なめらかで美味い。

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なめらか~

 

他の有名メーカーと比べても遜色無いというかむしろ好きなくらいだ。

他のよく見かけるメーカーは同じたいてい一リットルで22~30レアル前後するのだが(リオ・サンパウロ自分調べ)、これはだいたい16レアル(500円程度、2019年1月現在)である。

日本ではいったいこの値段でどれだけのアサイーが食べられるというのだ。

最近思いつく私がブラジルに住む一番のアドバンテージが、

 

アサイーが安くてうまい

 

であるのは、自分でも少し悲しく思わないわけでもない。

だが、こればかりは本当にありがたい。アサイーは本当に美味で、何よりも私の疲れた心を癒ししょぼくれた生活を潤してくれるのだから。

 

ただ、そのためにある悩みで切実に悩んでいる。

 

私はストレスが溜まると他人に当たるのではなく(ま、そういう時も結構あるがw)基本的には自分に向けてしまう、そんなちょっぴり内向的な女の子♡だ。

要は食でストレスを解消する、自分は傷つけても他人は傷つけない、ダイアモンドは傷つかない、そんな善良で優しい人間であると思ってくれたらいい。

もし食という逃げ場がなければ、とんだ手に負えない街の荒くれ者と化し、親を殴っては金をせびり通行人にマシンガンをぶっ放しては近所に火をつけて回っていたところだ。みんなは命拾いしたとくれぐれもアサイーには感謝を捧げて欲しい。

 

 とにかく、アサイーは美味しすぎる。

 

そう、実はアサイーが美味しすぎるというのが目下の悩みなのだ。

私はアイスぽいものが大~好き、しかも冷たいものを食べてもお腹をこわさないタイプで、ついつい一回で

アサイーを一リットルぺろりと平らげてしまうからだ。

 

体型と健康を気にしなければならない上、太りやすい人間に、これはきつい。

栄養たっぷりな上、砂糖がしこたま入っているので、下手したら一リットルで千カロリー超えの案件であると思われる。

実際に数年前に激太りしていた時は、地道な日々の努力がクソほど苦手なくせに、毎日毎日仕事のようにコツコツと一回に少なくとも500mlのアサイー摂取をする努力は決して怠らなかった。

 

もうあの頃の私には戻りたくない。

 

それにいくら滋養のあるものだとはいえ、そんなにいっぺんに大量に食べていて絶対に身体に良いわけがない。

ストレスとアサイー以外での偏った食生活のせいもあったのだろうが、その当時は実際に二週間周期で風邪を引いていたものだった。

 

安くてうまいアサイーを見つけたといっても、ブラジルの物価も爆上がり中であるし(日本の感覚だと毎年物価が上がるというのに未だ慣れない。ガリガリ君が10円値上がりしただけで社員たちが謝っている写真が記事になる国とは違うのだ。毎日食べるとなると私の経済力においては高いし)、その頃ほどにはハマっているわけではないのだが、今も実際アサイーを食べながらこれを書いていて、すでに二杯目を平らげ、三杯目をおかわりしようとしているところである。

ちなみに私の盛り付けペースでは、一リットルを分けて四杯で完食とあいなる。

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ああ、そうこうしている間に三杯目もあっという間に食べてしまった。

多分すぐさま四杯目もいってしまうだろう。

 

 

ああ、アサイーがうますぎる。